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  • 天然無垢材と木造軸組構法

以前こんなことがありました。

お客様が新築される際、いままでお住まいだったお家を解体することがあります。その時によく見かける光景、それは腐ったベニア合板です。ベニア合板は薄い板を接着剤で何層も重ねた厚い板。それが数十年の間に腐り、簡単に折れ、ボロボロと崩れるのです。特に雨や雪によく当る部分や、湿気の多い浴室やキッチン周りに多く見られます。

新しいベニア合板は非常に強度が高いのですが、湿気に弱く腐りやすい特徴があります。そもそもツーバイフォー住宅は乾燥した北米で生まれた工法。日本の伝統的な工法が柱で家を立てるのに対して、ツーバーフォーは面で立てます。面を作るベニア合板は必ず必要なのです。

こういう朽ちたベニア合板を目にしていると、温度差があり湿度の高い山陰の地では合板で家を立てる工法は数十年と家を守ることができないのだと実感しています。

山陰には、天然無垢材と木造軸組構法が一番です。

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出雲風土記、古事記に地名や神話が残るこの山陰地方。古くから多くの先人が生活をしてきました。代々住み継がれるお家も多く、江戸時代あたりから残っているお家もたくさんあります。

それらのお家すべてに共通しているのは、天然無垢材と木造軸組構法。天然の杉、檜、松などの木を加工し、天然乾燥し、大工が刻んで作る家。今も昔も変わらない日本の伝統的な建築方法です。湿度の高い日本で昔から培った建築方法ですから、もちろん構造材が腐るということはありません。山根総合建築では、無垢の木や土壁などの自然素材を使用して、大工や職人が各々の材料の特性を見立て、的確に家造りに活かします。

材料も地産地消費:中国山地で育った岡山県産「美作杉」を使っています。

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お家の柱や垂木や梁といった家を形作る材料を構造用材料と言います。その材料には岡山県産「美作杉」を使っています。

美作杉とは岡山県の津山方面で育った木材。寒暖の差が非常に激しく木目が細かくしっかりと絞まり、節目も色も美しく、全国的にも有名な杉です。同じ中国山地で育った木材を地元の家に使うことが最もふさわしい家造りだと考えています。

職人の大工が精魂込めて手刻みで加工します。

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ハウスメーカー、最近は工務店でもプレカットが主流となりつつあります。プレカットとは、全ての木材を設計図通りに工場で機械を使って加工することです。

弊社ではすべて職人大工の手刻みで材料を加工します。手刻みとは、長年培われた経験と技術で、その木が将来どのように変化するのか(曲がる、伸びる)を見立て、家がより強く美しくなるよう個々の木の特性にあわせて加工する方法です。

もちろんプレカットに比べれば手間と時間がかかり工数が増しますが、天然無垢材を使った木造軸組構法では最も大切な工程です。

 

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